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オリヅルランの育て方
●ユリ科
●原産地:南アフリカ、ナミビア南部
●越冬温度:0〜5℃
●別名:
【置き場所】
耐陰性もあり日陰でも良く育ちますが、良く日光に当てるほど元気に育ち、夏の直射日光もOKです。
(いきなり強い日に当てると葉焼けを起こすので、徐々に慣らすようにする)。
なお、班入りのタイプは葉焼けしやすく、西日には注意が必要です。葉焼けを起こすと葉がところどころ黒くなって枯れてしまうので、 この場合は枯れた部分を切り取り、西日をさけて、こまめに水やりをして管理すると、美しい葉が再生できます。
【水やり】
根が多肉質で、乾燥に強いので、鉢土は乾かし気味が良い。特に冬は水を控えないと根腐れを起こし易く、 高温生のシャムオリヅルランは休眠状態で越冬させたほうが良い。
【施肥】
初夏に緩効性の肥料を一回与える程度で良い。
→ 【肥料について】【冬越し】
凍らなければ室外でも越冬可能だが、室内で水やりを控えながら管理したほうが無難です。 (高温性のシャムオリヅルランは10℃以上必要)。
【病害虫】
ネコナカイガラムシ。ランネート、ジメトエートなどの粒剤を用土に埋めます。
対処の仕方・お勧めの薬剤 → 【病害虫の駆除について】
【植え替え・繁殖】
5〜8月。実生だと斑が抜けてしまいやすいので、株分けやランナーの切り取りで増やします。 用土は、水はけが良ければ、特に選びません。
→ 【植え替えについて】【店長のコメント・補足】
ナカフヒロハオリヅルランが最も流通していますが、ランナーを良く出すのはソトフオリヅルランやオリヅルランで、ミニ観葉に人気のシャムオリヅルランは葉質が薄く、ランナーも出しません。
オリヅルランはもともと丈夫な性質で、乾燥にも強く育成の容易な観葉植物です。順調に育っている株は次から次へとランナーを伸ばし、その先に子株を生じます。その子株はそのままでは親株より大きく育つことはありません。
オリヅルランの名前はその子株がちょうど折り紙で折った鶴の形に見えることから名づけられたもので、親株から飛び出すランナーの先に鶴のような子株をたくさん付けるその姿に観賞価値がある観葉植物といえます。
しかしながら、あまりたくさんの子株をつけたままにしておくと、姿が見苦しくなってくるので、ときどき大きめの子株を選んで間引くようにします。 間引いた子株の中で葉色が濃く、葉が短く締まったものを選び、5号鉢で2〜3株を直接植え込みます。明るい場所に置いて管理すれば2〜3ヵ月で立派な鉢になります。
なお、生育が悪いとランナーを出しづらくなりますが、シャムオリヅルランはもともとランナーを出さない品種ですし、 また、ヒロハオリヅルランは株が7〜8個ないとランナーを出さない性質なので、購入する時は注意してください。
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