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アジアンタムの育て方
●イノモトソウ科
●原産地:熱帯アメリカ
●越冬温度:5度C
●別名:カラクサホウライシバ
【置き場所】
一年中、明るい日陰。乾燥の激しい場所や、直射日光は葉がチリチリになってしまうので注意。また、多湿を好む植物ではあるが、 蒸れにも弱いので、ある程度の風通しを心がける。
【水やり】
春〜秋は鉢土が乾いたら与 え、空気の乾燥している時は葉水も与える。夏場は水が切れないように毎日水やりするが、蒸れには弱いので、葉水は控える。
【施肥】
4〜10月。緩効性の化成肥料を1〜2ヶ月に1回、既定の量よりも薄めにし、少なめで十分です。
→ 【肥料について】【冬越し】
凍らなければ越冬できるが、室内の日当たりのよいところが無難です。
【植え替え】
枯れたり、痛んだ葉は早めに切り捨て、株が密集したり、根が詰まってきたら植え替えか、 株分けをする適期は春から秋の成長期。また、葉裏に着く胞子をまいて増やすこともできます。
→ 【植え替えについて】【病害虫】
カイガラムシとナメクジ。とくにナメクジは、新芽を食いつくしてしまうので、 新芽がまったく出ない場合には、ナメクジの被害を疑って、見つけたら早めに駆除剤を散布して対処する。
対処の仕方・お勧めの薬剤 → 【病害虫の駆除について】
【店長のコメント・補足】
繊細な葉が風にそよぐ姿が涼しげで、夏のインテリアにぴったりの観葉植物。アジアンタムのようなシダ植物は、葉がたくさんあるように見えるが、実は一枚の葉が細かく分かれた小羽片と呼ばれるものです。また、葉の裏に黒っぽい粒々がたくさんできて驚くことがありますが、これは胞子が入っている胞子のうで、害虫ではないので大丈夫です。また、新芽は赤い色をしていますが、それもこの植物の特徴で、病気ではありません。
アジアンタムの葉は、透けて見えそうなくらい薄く軽やかで、乾燥に対して非常に無防備にできています。空気の乾燥しやすい冬場や冷暖房の室内などでは、乾燥と水切れの為に、葉がチリチリに枯れてしまうことがあります。霧吹きで葉水を与えたり、風呂場などの湿度が高い場所におくと良いのですが、葉が密集している分、蒸れにも弱いので、注意し、定期的に、株元に空気を通して蒸れないように心掛ける。蒸れて黒くなってしまった葉はすぐに取り除く。放っておくと、カビが出たり、さらに蒸れがはげしくなってしまいます。
地上部の大部分がチリチリになってしまった場合は、地際から2〜3CMのところですべて刈り取り、鉢ごとビニール袋で包み保湿に努め、水をやりながら管理すると、1〜2ヶ月で、再生できます。(春から夏の成長期に行う)
ちなみに、アジアンタムの名前の由来は「濡れない」を意味するギリシア語のアジアントスに由来し、これは、アジアンタムの葉が水滴を弾く為とされています。
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